統合失調症

【経験談】非定型抗精神病薬オランザピンを自己中断した後の離脱症状について

 

はじめに

わたしは、2021年1月、統合失調症が原因でけがをして入院しました。今は元気に、正直に言うと、この出来事以前よりも幸せに過ごしています。「死ななくてよかった」と本当に思います。

このような経験を開示するのは、はばかられることかもしれませんが、パパゲーノ効果を期待して、開示しようと思います。

パパゲーノ効果

パパゲーノ効果については、精神科医のkagshun先生のvoicy配信で知りました。

voicy放送はこちらです。

Wikipediaより

パパゲーノ効果(パパゲーノこうか、英: Papageno Effect)とは、マスメディアが人生相談や自殺を思い留まり成功した例を挙げることで大衆の自殺を抑制する効果のことである。
名前の由来はモーツァルト作曲のオペラ『魔笛』に登場する恋に身を焦がして自殺しようとしたものの、自殺するのをやめて生きることを選んだ鳥刺しの男パパゲーノに因む。特に、厳しい環境で自殺念慮を持った個人が、その危機を乗り越える報道内容は、有意な自殺予防効果があるとされている。

 

最初に、統合失調症を発症するまでについてお話しします。

一番の原因は、服薬を自己判断でやめたことでした。

ひろとも
薬は勝手にやめても大丈夫なの?

自己判断による服薬の中断

わたしは、新卒で企業に入社後、自律神経失調症との診断を受け、服薬を続けていました。その後、色々と経過はあるのですが、今回の話につながる話として、2020年10月頃に、自己判断で通院と服薬を中断しました。もう大丈夫だろうという勝手な判断です。

服薬していた薬はオランザピンというチエノベンゾジアゼピン骨格を有する非定型抗精神病薬でした。

離脱症状

2020年10月頃に服薬を中断して、3日後くらいに夜に眠れなくなりました。しかし、睡眠時間が短くなっても、昼間眠くなることはなく、生活や仕事に支障が出ることはありませんでした。

1~2週間くらいすると時々頭痛が発生しました。ただ、痛みに耐えられないほどの頭痛ではなく、違和感があるくらいの頭痛です。

3~4週間くらいすると、手が震えるようになり、緊張しやすくなって、脂汗をかくことが多くなりました。

ポイント

1か月ほどが経って、ネットで調べて離脱症状のことを知り、これは離脱症状だと確信しました。

だんだんと症状が悪化してきている感じがしたので、病院に行こうか迷いだしたのがこの頃です。

しかし、その後数日すると、不眠の症状以外はおさまったので、病院には行きませんでした。夜はあいかわらず眠れませんでしたが、朝は早く起きられて、昼間も眠くならなかったので、通常の状態に戻ったと考えました。睡眠時間は3~5時間くらいでした。

好調な生活

不眠の症状は続きましたが、体調は悪くなかったので、仕事に打ち込むことができました。離脱症状がおさまって1か月ほどは、前よりも仕事がはかどりました。家に仕事を持ち帰ったりもしていましたが、睡眠時間が少ない分、仕事に時間を割くことができました。

精神的に疲れてきた生活

離脱症状がおさまって2か月くらいすると、仕事量が増えてきたこともあって、精神的に疲れてきたように思います。これは、

ポイント

今、振り返るとそう思うのですが、当時は疲れているとは感じていませんでした。

しかし、次第に、以前できていた作業が、同じことをやるにしても倍くらいの時間がかかるようなり、なんかおかしいな、と思うようになりました。

また、理由は分かりませんが、左目を瞑る癖が出てきました。

糸が切れた

仕事が溜まってきて、今考えると締め切りに間に合わないものが複数あった状態になっていました。2021年1月末、土日に家でやろうと思って仕事を持ち帰りました。しかし、金曜日の夜に、はっきりとは覚えていないのですが、なぜか疑い深くなり、自分のやっていることが、何の意味があるのか分からなくなり、妻に相談しました。妻からは病院に行くことを勧められました。

ポイント

ここまでの話でいえることは、精神系の薬は自己判断でやめてはいけないということです。離脱症状も苦しいですし、状態が悪化することは必至です。

死ななくてよかった

けがは胸骨の骨折程度で済んで、精神的にも一回り大きくなって戻ってこれて、本当に幸せ者だと思います。入院中には、会社の方から温かい色紙のメッセージをいただきました。

ポイント

入院中には作業療法士や理学療法士の方から色々と大切なことを学びました。認知行動療法がわたしにはとても合っていました。

3か月の休職で、復職させていただいて、今まで以上に難易度の高い仕事や、お客様の対応も任せていただきました。個人売上は前期を超えています

この出来事の前よりも充実した生活をおくれていることに本当に感謝しかありません。

低空飛行でいい。それでも前よりよくなる

会社の方からは、低空飛行でいいという言葉をいただきました。完璧主義に近かったわたしですが、この言葉をいただいてから、こころが大分楽になりました。低空飛行でいいと思いながら、仕事の生産性は上がっています。

他の人からどう見られているか、どう思われるかも気にならなくなりました

ポイント

妄想が始まると、その時はそれ以外考えられない状態になります。

今は、毎日薬を飲んで、認知行動療法で学んだことを実践して、何不自由ない生活をおくれています。家族や周りの方に苦労や気遣いをかけているかもしれませんが、今は幸せいっぱいです。

最後に

妄想が始まると、突拍子もない行動を起こす可能性があります。

ご家族や周りの方には、その辺を知っていただいて、最悪の事態だけは避けるように行動していただければと思います。

自分のような経験をして幸せになるのもいいですが、できれば自分のような経験をしなくても、幸せになる人が増えてくれればいいなと思います。

このブログ記事がそんな一助になれば幸いです。

ひろとも
薬は絶対に独断でやめてはいけません
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ひろとも

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